お蕎麦の健康効果

お蕎麦はお勧めの健康食

日本最古の医学書「医心方」に「そばは五臓の汚れたカスを洗い流して精と神をつなぐ。その葉を煮て野菜として食することもできる」と記載されています。このようにお蕎麦はまさにお勧めの健康食となっています。


お蕎麦の主成分はデンプンですから他の穀類と同様ということになりますが、その他にたんぱく質、各種ビタミン、ミネラルなど、健康にとって役立つ成分が豊富に含まれています。

生活習慣病を防ぐのに有効なのがルチンやカテキンです。ルチンやカテキンはポリフェノールの一種です。ポリフェノールは、植物の苦味、渋味、色素の成分となる化合物で、自然界に多く存在しているとされている栄養素です。このポリフェノールには抗酸化作用があり、毛細血管の強化と保護、血流の改善、糖尿病改善、動脈硬化改善、脳梗塞抑制など生活習慣病予防に効果を発揮します。

ルチンは別名をビタミンPと呼ばれ、疲労回復、血圧降下、脳細胞の活性化作用、膵臓機能の活性化、記憶力強化にも効果があります。また、美容面ということで、シミ、シワ、そばかすの予防、肌を生き生きとさせるコラーゲンの生成に関与するビタミンCを補助します。体に悪影響を及ぼして老化原因となる活性酸素を取り除く作用もあり、エイジングケアの点からも期待を集めています。一方のカテキンは、インフルエンザなどのウイルスを殺す作用があります。